H D D ◆ 見て触って覚える 自作パソコン

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  1. HDDの故障とは
    HDDは、CPUと並んで発熱が大きい機器です。 もちろんメーカーではある程度の発熱を見越して設計・製造をしていますが、あまり高温な状態が続くと不具合や故障の原因となります。 発熱によるHDDへの影響はさまざまですが、中でもダメージを受けやすいのが、ディスクを回転させるモーターの軸部分といわれています。 ここに充填された潤滑油などは高温で化学変化を起こしやすく、劣化が進むとディスクの制御が困難になります。 また、HDDの基板上にある半導体チップも、比較的熱に弱い部品です。

    1. 下の図を見てください。これは、あるHDD製品の温度と平均故障間隔(MTBF)の関係を示した表です。

      温度と平均故障間隔(MTBF)
      あるHDD製品の温度と平均故障間隔(MTBF)

      MTBFとは、ある製品が故障してから次の故障が発生するまでの平均稼働時間を表し、この時間が長いほど故障しにくいことになります。

      図のHDDは、保証範囲内でも高温になるほどMTBFが低下しています。 動作中のHDDの温度は、「S.M.A.R.T.(Self-Monitoring Analysisand Reporting Technology)」という機能を使って調べることが可能です。 S.M.A.R.T.とは、HDDの状態を監視する機能で、ここ2〜3年の間に登場したパソコンの大半は、S.M.A.R.T.機能に対応しています。

    2. 実際に動作中のHDDの温度を知るには、S.M.A.R.T.に準拠したHDD監視ソフトを使います。
      HDDlife
      HDDlife

      シェアウェアの「HDDlife」は、S.M.A.R.T.と呼ばれるHDDの自己診断機能を利用して、HDDの状態を確認できるタスクトレイ常駐型ソフト。 日本語の仕方は、起動したらLanguageをクリック、そしてJapaneseを選んで「HDDlife」を再起動してください。

      グラフ上にはHDDのメーカーや型番が表示されるので、Webサイトなどで動作保証温度を調べてみましょう。 もし、動作保証範囲よりも温度が高くなっていれば、何らかの異常が起こる危険性もあります。

    3. ケース内の温度の上昇を防ぐためのフロントファンだが、最近のPCケースではHDDを搭載するシャドーベイのすぐ前にもうける製品も増えた。 こうしたケースならば、外部から吸入された空気がHDDを冷やしてくれる。静音化に有利な12cm角ファンが搭載可能なPCケースを選んだ方がよい。 上記のような構造でない場合は、HDD下部にネジで取り付け、ファンの風を当てて冷却するタイプのHDDクーラーを購入して取り付ける方式もあります。



    目次

  2. トラブル対処方法
    1. 約137GB以上の容量を持つHDDは、Big Drives規格に対応し、セクタの指定方法が48bit LBAに拡張されている。PCによっては、この規格をサポート していないものがあり、137GBまでしか認識できないのです。
      マザーボードではBOISのアップデートで対応できるものも多いが、なかには対応BOISが 用意されていないものがある。その場合は、Serial ATA インターフェースカードやUltra ATA /133 インターフェースカードを購入し、HDDを設置する のが確実で、簡単である。しかし、その際にカードがBig Drives規格に対応しているか確認しておく必要がある。

    2. もし、HDDから異音が発生したり、エラーが頻発するようであれば、データを即移動するなど対策をする必要があります。メカニカル部が故障した場合、 個人レベルでデータを復元できる可能性は、ほぼ存在しないと考えてください。「HDDという装置は消耗品」と考えて必要なデータはバックアップを取る。
      バックアップといっても、ハードディスクの中身を全部取っておく必要はありません。メールや写真データなど、「このハードディスク以外には 存在しない」データだけを、別のメディアに保存しておけば良いだけです。バックアップに個人が使えるメディアとしては、ケースに入っているMOや DVD-RAMなどがお勧めです。ドライブは2万円前後からあると思います。

      DVD-RW・DVD+RWなどでも良いのですが、小さなデータを大量に記録した場合に、それぞれのデータを瞬時に読み出すこということは不得意です。 そして、ディスク自体が壊れる(劣化・傷がつく)可能性もあります。最近はHDDの値段が下がったので、大事なデータ用には2年ほどで買い 替える方法もあります。

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